トップ お腹全体が痛い場合の主な病気腸間膜動脈閉塞症

腸間膜動脈閉塞症

不整脈などと診断された事のある人で、突然の腹部の激痛が現れたら要注意!迷わず救急車を呼んで治療する事がとても重要です。遅れると、一生の生活に関わる深刻な状態になったり、命を落とす事も。そんな病気をご紹介します。

症状は?

腸管脈動脈が詰まり、腸の血流が止まって腸管が壊死してしまう病気です。突然の激しい腹痛が起こります。鎮痛薬などではおさまらないほどの激痛なので、病院に搬送されることになりますが、普通の診察やエックス線検査などでは特徴的なものが無いので、診断が遅れがちになります。腹痛後、数時間以内に腹膜炎なってお腹を押すと反射的に痛みが現れるようになります。時間がたつと腸がむくみ腸の内容物が停滞するので腸閉塞の症状が現れます。嘔吐を伴い、脱水症状が現れます。血便がみられる事もあり、さらに進むと、顔面蒼白や冷や汗、ショック状態となります。早急ン医手術しないと、死にいたる場合もあります。

原因は?

血栓症の場合と塞栓症の場合があります。血栓症の場合は、不整脈があり心臓の心房の部分に血液の塊ができ、それがはがれて血流にのり腸間膜動脈に詰まって起こる場合があります。血栓症は、動脈硬化のためにコレステロールが腸間膜動脈に沈着して、血管が狭くなった所に動脈の壁が崩れて詰まってしまい起こります。早期に治療を行わないと、死にいたる場合があります。命が助かっても、腸のほとんどが壊死しているので、切除する事になってしまい、腸から十分に栄養を吸収する事ができなくなってしまいます。不整脈のあるお年寄りなどは十分に注意しなければなりません。

治療方法は?

できるだけはやく腸管動脈の閉鎖の確認をしなければなりません。確認されたら線溶剤(せんようざい)が血栓内に注入されます。血流が回復し、痛みが取れればいいですが、これで回復しな時は開腹手術を行い、梗塞になった腸管の切除を行います。治療が遅れると腸が壊死するため、ほとんどの小腸を切り落とす事になります。口からの食事摂取では栄養が不十分なので、一生栄養剤や点滴を受けることが必要になります。人工肛門にせざる得ない場合もあります。直腸がんの時に使用する人工肛門とは違うので、設置直後には、水分や塩分のバランスがとりきれずに、命を落とす事もあるのです。不整脈などと言われた事のある人に症状が現れたら、迷わず救急車を呼び処置をする事がとても大切と言えます。


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