胆嚢がん

日本全国の全悪性腫瘍の1.6%を占め、女性に多く60代から70代に多く見られるという胆嚢がん。放置すると他の臓器にも転移したり、死にいたる事も。そんな胆嚢がんはどんな病気なのかご紹介します。

症状はない

胆汁を一時的に溜めておく袋状のものを胆嚢と言います。胆嚢がんとは、胆嚢や胆嚢管にできるがんの事を言います。胆嚢がんの初期は、併発している胆石症や胆嚢炎の症状が現れる事があっても、がん事体の症状はありません。がんが進行して、総胆管や十二指腸、肝臓などに転移していると、その程度にもよりますが症状が出ます。腹痛はもっともよく見られれる症状で、上腹部や右肋骨の下側に鈍痛が現れ、胆石を併発していると痛みが繰り返し起こったり右の背中に痛みが起こる事があります。がんが進行し胆道を閉鎖すると黄疸が出て、右の肋骨の下に胆嚢が触れる事があります。これは腹部腫瘤と呼ばれ、これらの症状が主に現れます。

高齢者に多い!

原因は胆嚢や胆管炎、潰瘍性大腸炎やクローン病などが胆嚢癌の原因ではないかとして知られています。その他には、肥満や高カロリーの摂取、野菜や果物の低摂取、女性や出産回数が多い事も知られています。胆嚢癌の発症率は50歳代以降に増加します。70代に最も多くみられ、加齢も原因の一つと考えられます。死亡率は女性の方が高く男性の1.2倍とされています。ただ、死亡率は昔より減少傾向にあります。直接の因果関係はわかりませんが、胆嚢がんの約60パーセントに胆石が見つかっています。胆石手術をしていれば、胆嚢がんになる割合は1〜2パーセントとされています。

治療法は?

転移などで出来ない場合もありますが、基本的に手術をします。がんの場所によっては、大きな手術になるため、体が耐えられない場合には他の治療を選択します。手術できない場合には、抗がん剤治療や放射線治療をします。放射線治療は体の外から放射線を当てる方法と、胆管内から当てる方法があります。これは、転移のない胆管がんなどで行われる方法です。胆嚢がんの手術は、専門性の高い手術になります。黄疸をうまく処置できないと抗がん剤治療も行えず、黄疸を解除するために、体内に内視鏡でチューブを入れ、おなかからチューブを出して毎日生活しなければならない場合もあります。放置すると、肝臓や腎臓に障害をもたらしたり、死に至る場合もあるので注意が必要です。


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