肝硬変

肝硬変とは、肝炎が完治することなく、肝細胞の炎症・再生が長期間にわたり繰り返された結果、慢性肝炎を発症しさらには肝臓が小さく、かつ硬くなる病気です。なぜ、肝炎が慢性化してしまうのか、原因や治療法をご説明します。

どんな症状か

肝硬変の初期症状は、全身の倦怠感・疲労感・食欲不振・微熱・腹痛などで、他の病気にも見られる症状の為、特徴的なものはありないです。しかし肝硬変は進行すると、肝硬変特有の症状が現れます。メラニン色素増加により、肝臓病を患っている人特有の症状である皮膚、特に顔色がドス黒くなります。また、首や胸にくも状の血管がみられたり、手のひらが異常に赤くなります。さらに病状が進行すると、全身に黄疸が現れたり、腹水・足のむくみの他、消化管からの出血によりショック状態を起こし、最悪の場合は、昏睡状態に陥りる場合もあるでしょう。

何が原因か

肝硬変の原因として考えられる事として、多くは、肝炎ウィルスへの感染・アルコールです。患者の大半は肝炎ウィルスに感染し、その後に慢性肝炎となり、肝硬変を発症するといわれています。数か月から数年という時間を経て、ウィルス性肝炎から肝硬変になるとそうです。大量の飲酒が原因で肝硬変になる場合もあります。欧米では、アルコールにより肝硬変を発症した患者が、半数以上を占めています。日本も、アルコールによる肝硬変患者が、年々増えています。また、薬物の副作用により発症する事もあります。長期間出熱鎮痛剤や抗生物質を服用する事により、解毒機能である肝臓に負担がかかり、やがて肝臓がアレルギーを起こしたり、細胞が壊死し発症した慢性肝炎が、肝硬変へと進行してしまうのです。他には、寄生虫性肝硬変があります。日本住血吸虫・肝吸虫に感染し、おそらく、寄生虫が肝臓内で産卵するなど、肝臓にダメージを与えて肝硬変を発症するといわれています。

治療法とは

一度、肝硬変を発症すると、肝臓を元の状態に戻すことはほぼ不可能です。ですから、機能を回復させるための治療を行います。まずは、肝臓の炎症を抑える為に、インターフェロンによる薬物療法を行います。肝臓の炎症を抑えることで、進行を遅らせます。しかし、このような医療機関での治療を行っても、生活しが今までと同じでは、治療そのものが全く無意味な事になってしまいます。摂取カロリーを管理し、塩分を抑えます。もちろん、飲酒は禁止です。そして、処方された薬を忘れずに服用する事。症状が治まってきたからと、自己判断で治療を止めてはいけません。


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