胃肉腫

胃潰瘍や胃がんの検査などで発見される事が多く、自覚症状はほとんどない病気です。胃がんと見分けがつきにくく、放置し悪化すると死亡率も高くなります。ここでは、症状・原因・治療法をご紹介します。

症状とは

胃の悪性腫瘍のうち胃粘膜から出たものを胃がんといい、筋肉や神経などに発生する悪性腫瘍を肉腫といいます。胃がん検診の際に見つかり、気付かないうちに大きくなると、胃の痛みや不快感、吐き気やおう吐などが現れます。出血し吐血や下血をし、検査の結果で確認される事もあります。腫瘍が大きくなって破裂したり、胃の外側に出血を起こす事もあります。自覚症状から判断する事は難しいので、胃がんと見分けがつかない病気です。胃の悪性腫瘍の中で約5パーセントと言われており、比較的少ない病気です。多いのは、悪性リンパ腫です。良性と悪性があり、手術でも取りきれない事があるので、悪性の場合だとかなり怖い病気です。

原因とは

何らかの原因で遺伝子が突然変異を起こし、細胞の増殖が普通より多く起こる事と言われています。同じ胃の病気の胃潰瘍や胃がんなどに多く関わっているピロリ菌は、原因になっているとはまだ出ていませんが、ピロリ菌に感染していると、胃肉腫を誘発するとは言われています。平滑筋と呼ばれるところにある腫瘍は、自律神経の作用で収縮する筋肉なので、腫瘍は大きくなると良性だったものが胃の粘膜を突き破り、悪性に変わりやすいので注意が必要です。大きくなると、自分で触ってしこりを感じる事ができます。そうなる前に治療が必要です。

放置は危険!

内視鏡検査やエックス線検査で観察します。内視鏡検査では組織を採取し、悪性・良性を判断します。胃平滑筋肉腫はできた場所にもよりますが2cmをめどに胃局所切除手術を行い、悪性リンパ腫は悪い部分を全て取り除く手術を行います。ピロリ菌の除去や化学療法が行われる場合もあります。1cm以下の小さなものは、内視鏡検査を繰り返し受けて経過を観察。悪性はなかなか気付きにくく、気付いたあと手術をしても、腫瘍を取りきれない事が多いため、5年生存率は10%から30%と言われています。放置すると悪化し死亡率が高い病気なので、早急に処置をしなければなりません。


INDEX

主な胃腸の病気

Copyright(c) 胃や十二指腸の痛みや違和感、心配事を調べる All rights reserved.