慢性膵炎

慢性膵炎とは、ある原因により膵臓が炎症を起こし、やがて膵臓の細胞が破壊されてしまう、そんな恐ろしい病気です。一度破壊された細胞は、二度と元には戻りません。なぜ、膵臓に炎症が起きてしまうのか、その原因や治療をご説明します。

症状とは

慢性膵炎の特有の症状は、みぞおちの痛みです。この痛みは、打撲・胃炎などによる痛みとは違い、鈍く重苦しい痛みで、多くの場合背中の痛みもを伴います。また、痛み止めを大量に服用すると、薬物依存を起こしたり、痛みから逃れようと大量のアルコールを飲み、アルコール依存を起こすこともあります。 しかし、慢性膵炎が進行すると、すると膵臓の組織が壊れ膵液を作らない事により、痛みを感じなる事があります。また、慢性膵炎では膵臓の全体が障害を受けてしまうので、インスリンの分泌が減少し、糖尿病の症状も起こってきます。

原因は

慢性膵炎を発症する人の多くは、大量のアルコールをとる人、つまり大酒飲みが多いといわれていました。しかし、大量の飲酒のみが原因で慢性膵炎を発症するのではなく、問題のある食生活も加わっている事で発症する事が分かりました。たとえば、毎日、習慣のように大量のアルコールを飲み、油分の多い物を多く好み、バランスが悪い食事を続けていると、膵液の分泌が多くなりすぎ、膵臓が慢性的に炎症を起こすのです。また、、特発性と言われる原因不明のものがあります。また、たいへん珍しい事ですが、軽症の胆石症から引き起こされるものもあります。

食生活の改善

慢性膵炎の治療は、まず食事や飲酒などの食生活習慣を改善する事が大事です。禁酒を守り、脂肪の多い食事を避けます。また、過食を避ける、コーヒー・炭酸飲料を飲みすぎない、強い刺激のある香辛料の使用を制限する事も必要です。逆に食欲が無い時には、1回の食事量を少なくし、食事回数を4?5回に増やして、必要な栄養は摂取できるように、心がけます。強い腹痛が続く場合は、鎮痛薬の服用や座薬を使用して対処します。また、膵液の減少により消化不良を起こしている場合には、消化酵素薬を服用します。膵炎により発症した糖尿病は薬では対処できない場合が多く、インスリン注射が必要になります。  


INDEX

主な胃腸の病気

Copyright(c) 胃や十二指腸の痛みや違和感、心配事を調べる All rights reserved.