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マロリーワイス症候群

嘔吐のあと大量に吐血し、腹痛のない怖い病気です。吐血後、自然に治ってしまうことが多いので、放置してしまいがちです。マロリーワイス症候群とは一体どんな病気なのかご紹介します。

どんな病気?

食道炎の一種。食道炎にかかってしまうことで、嘔吐を何度も繰り返すうちに食道と胃のつなぎ目がきれてそこから出血してしまう病気のことです。特に胃側にできると言われています。嘔吐のあと大量に出血し、腹痛がないのに食べ物がうまく飲み込めない苦しい状態になります。症状としては、何回かの嘔吐のあとの吐しゃ物を含まない吐血、下血、みぞおち当たりの痛み、立ちくらみなど。出血量が多いとショック状態になり、輸血が必要な場合もあります。90パーセントの患者さんが自然に治癒してしまったりしていることから、放置してしまいがちなので注意が必要です。

アルコールの飲み過ぎは要注意!

繰り返し嘔吐することで食道の出口から胃の入口付近に亀裂をおこし、そこから出血します。原因の多くは飲酒によるもので、急性アルコール中毒や、食中毒、つわりなどの時にに起きやすいです。その他にも排便時のいきみ過ぎや、出産時に食道に圧力をかけ過ぎた時にも起こります。摂食障害の人にも起こり、栄養をうまくとることが出来なくなることもあるようでしょう。一度この病気かかるとクセがつきやすく、改善しても次のきっかけで発症してしまう可能性が高いのです。一般的には平均50代の男性に多く、中でも日常的にアルコールを大量に摂取している人が多くみられます。

吐血したら、まず消化器科へ

出血量を確認した後内視鏡検査で食道のどの部分に傷があるかを確認し、傷が小さければ自然に治りますが、大きい傷の場合はクリップで止血します。それでも治らない場合は傷を縫い合わせる手術をします。出血は、食道への内圧が正常に戻ればほとんどが自然に止まるでしょう。特別な治療方法は特に無く、止血後は安静にし、経過を観察します。あまりにも傷がひどい時は、食事をストップし栄養を点滴で摂りながら経過を観察します。出血の原因が食道ではなく胃の場合は、外科的手術が必要な場合もあるので、嘔吐の際に吐血した場合は放置せず早めに消化器科を受診しましょう。


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