トップ へその周りが痛む主な病気腸閉塞(イレウス)

腸閉塞(イレウス)

激しい腹痛と嘔吐や吐き気に襲われるこの病気は、重症だとショック状態にも・・・。一度発症して手術すると、約3割が再発する可能性もある腸閉塞についてご紹介します。

どんな病気?

食べ物や消化液の流れが滞って、内容物が腸に詰まった状態の事です。症状は突然の激しい腹痛、吐き気や嘔吐が起こります。おなかが張り、腸が動くのが見える場合もあります。腸が詰まった瞬間に突然発症し、きりきりと強い腹痛が起こり、しばらくすると和らぎを繰り返し起こします。嘔吐は最初は胃液や胆汁ですが、進行すると逆流してきた腸の内容物により、下痢便のような色と便臭を伴うようになります。嘔吐の直後は一時腹痛や吐き気が軽くなります。腸間膜を圧迫、ねじれたりする絞扼性腸閉塞では、痛み胃で休まる事はなく、時間とともに顔面蒼白、冷や汗などが見られ、脈や呼吸も弱くなりショック状態になります。

原因は?

原因は大きく分けて2種類あります。機械的腸閉塞(きかいてきちょうへいそく)と機能的腸閉塞(きのうてきちょうへいそく)です。一般的には機械的腸閉塞が多くを占めています。腹部の手術での癒着などが原因で、ねじれなどが生じたり、腫瘍などで腸の中がふさがれて発症する事もあります。腸の閉塞によって腸への血流が絶たれてしまう事もあります。脱腸(ヘルニア)がはまりこんだり、ねじれたりして発症しているものは重症になりやすく、緊急手術が必要になる場合もあります。機能的腸閉塞は、神経の異常や炎症によって腸の動きが悪くなり発症した場合などの事を言います。腹膜炎や腸を動かす神経がダメージを受けた場合などに発症します。

再発に注意

病歴や診察所見で疑われた場合いはエックス線写真や腹部CTなどで閉塞部などを確認します。治療は入院が必要になります。飲食する事は出来ないので、栄養などは点滴で行います。鼻から胃や腸にチューブを入れて、体液を外に出し減圧をします。症状が改善しおならや便が出るようになって、エックス線写真でも異常がなければチューブを抜きます。このような治療法で改善しなかったり、絞扼性の場合は、外科手術をします。日常の生活ではめずらしくない病気で、高齢者では腸の腫瘍による閉塞や、手術後の癒着による腸閉塞も少なくありません。癒着により発症した場合は約3割以上が再発すると言われています。退院後は食事の取り方に注意が必要です。


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