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幽門狭窄症

幽門狭窄症とは、胃の出口である門部という部分が狭くなり、食べた物・飲んだものが逆流し、口から吐きだしてしまう病気です。逆流してしまうため、十二指腸まで飲食物が届かず、栄養不良になるおそれのある病気です。

大量の嘔吐やしゃっくり

幽門狭窄症の症状は、膨満感・げっぷなど、胃の不快感や、しゃっくりなどがあらわれます。

しゃっくりがでた後、勢いよく食べた物を吐きだしてしまいます。また、げっぷにともない嘔吐した物は、強い腐敗臭がするといわれます。乳児がミルクを飲んだ後に、ゲップをさせようとした瞬間に、まるで噴水のようにミルクを吐きだすのも、幽門狭窄症の症状です。

大人の場合でしたら、しばらく安静にしていれば、症状もおさまりますが、乳児の場合は、たびたびこのような状態になると、栄養不良となり発達に支障がでる心配があります。あまりに、ミルクを吐く回数が多い場合は、医療機関に必ず相談しましょう。

原因は何か?

幽門狭窄症の原因としてあげられるのは、以下のようなことが考えられます。

1.何らかの原因で胃自体の動きに異常がでてしまった場合
2.他の臓器による圧迫や癒着が起きた場合
3.先天的に胃の動きに異常がある場合

胃自体の動きに異常が出てしまう原因としては、胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍が考えられます。これらの影響が幽門にまで及び狭くなってしまうのです。

他の臓器による圧迫癒着とは、胃の周囲にある膵臓や大腸に腫瘍ができ、胃壁の外から圧迫する事で、幽門が狭くなってしまうと考えられています。

もし先天的に幽門輪ゆうもんりんという胃の出口の筋肉が肥大してしまった結果、幽門狭窄の症状がでてしまいます。乳児によくみられる幽門狭窄症の原因は、この幽門輪ゆうもんりんの厚みが原因といわれています。他にも、神経症・ショック・薬物・そして過度の飲酒も幽門狭窄症の原因となる可能性があります。

乳児と大人の治療法の違い

まず、嘔吐によって失われた水分による脱水を防ぐため、点滴を行います。大人の場合は、食事を流動食にし安静にすることを心がけて、経過をみます。それでも症状が治まらない場合には、胃の運動機能が衰えている事を疑い、薬にて治療を行います。

アルコール・薬物依存症・自律神経系の異常などが原因である場合には、精神的な疾患を専門とする医療機関にて、治療を行うこともあります。

乳児の場合には、筋肉を和らげる薬を点滴したり、幽門を広げる手術を行うこともあります。一度、幽門の筋肉が正常になれば、二度と狭窄を起こすようなことはありません。


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