腸管癒着

腹部の開腹手術の後によく起こる病気で、良性腫瘍の摘出手術後によく見られます。精神的な問題で症状が現れる事もあるこの病気とはどんな病気なのかご紹介します。

どんな症状?

腸の癒着によって、色々な症状が現れる病気です。主に腹痛が起こり、悪心や食欲不振、腹部の膨満感や不快感などが現れます。不眠や不安感、全身のけん怠感などが現れる場合もあります。吐き気を伴う場合もあり、症状が悪化した場合は、腸閉塞疑われます。腸管と腸管や、腸管と腹膜などが癒着したために腸の内容物の流れが悪くなったり、内容物を肛門へ送る運動がうまくできなくなり、それにより腹痛などの症状が現れます。通常は消化器外科を受診しますが、不眠や不安感などの神経的症状が現れた場合は、心療内科と一緒に診察する場合もあります。

原因は手術

あらゆる腹部の手術の後に起こると言えます。なかでも多いには虫垂炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の手術、婦人科手術などの良性腫瘍の手術の後によく見られます。心配ない場合が多いですが、腸へのさまざまな障害が起こります。精神的な要素も関係しており、癒着の程度と症状は必ず一致するわけではなく、癒着はないのに強い症状が現れる場合もあります。虫垂炎の手術をしないで、薬で治療した場合でも虫垂の周辺の癒着が起こり、胆石の発作や胆嚢炎でも胆嚢の周辺に癒着は起こります。神経的症状の場合は、癒着が原因ではなく手術による精神的ストレスが原因となっていると考えられています。

生活習慣での注意が必要

特殊な治療方法はなく、食生活を工夫したり便秘に気を付けたり、運動不足を解消するなどの生活習慣での注意が必要になります。便秘時に症状が強く現れる場合は、消化剤や下剤、漢方薬などを処方される事もあります。腹痛が激しい時は、早急な手術が必要な場合もありますが、癒着性の腸閉塞は何度も開腹手術をする事で逆に癒着が強くなり、再発の原因になるので注意が必要です。腹痛や便通の異常が現れた時は、一度医療機関を受診して原因を調べる事が必要です。腹部の手術をした事が無い人にこのような症状が現れた場合は、受診し検査する事がとても大切です。


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