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胃・十二指腸潰瘍による穿孔の治療

胃・十二指腸の潰瘍が進み、壁に穴が開いた状態を穿孔といいます。しかし、胃と十二指腸とでは穿孔に違いがあります。それは、表面の粘膜部分の厚みに関係しているといわれています。その違いをご説明します。

どんな症状

胃に比べ十二指腸の方が粘膜が薄い為、炎症し傷ついた影響である穿孔が起こりやすいといわれています。胃・十二指腸は潰瘍により表面に傷ができます。まだごく浅い傷であれば自然に治ったり、市販の胃薬で対処できますが、潰瘍が進行し粘膜表面だけでなく深い筋肉の層まで潰瘍が進むと、激しい痛みと共に胃壁を突き破り胃に穴をあけてしまうのです。これが穿孔という症状です。穿孔が起こると腹部全体に激しい痛みがおこり、出血やおう吐を伴う事もあります。腹膜炎をへい発する場合が多いので、手術での治療となります。

早めの治療を

現代社会で、ストレスを発散できずため込むばかりの人も多いのではないでしょうか。ストレスは、胃の環境にも悪影響を及ぼします。胃酸の過剰な分泌と胃粘液の減少という、潰瘍を起こすのに最適な環境を作り出してしまうのです。このような、胃・十二指腸にとって最悪な環境を長期間にわたり続けていると、潰瘍の深さはもはや胃粘膜・十二指腸粘膜のレベルを超え、壁を突き破ることで胃穿孔・十二指腸穿孔がおこります。ストレスに前向きに付き合い、潰瘍を作らないような胃・十二指腸の環境を作る事。潰瘍ができたら治療をできるだけ早く開始する事は、その先にある穿孔を防ぐ事にもなるのです。

時には、外科手術しか治療法が無い事もあります。

胃・十二指腸の穿孔がひどく、吐血・下血している場合には、薬での治療効果を待つ時間は一刻もありません。穿孔が進み、出血状況がひどくなるばかりだからです。このような状態になると、治療はもはや手術しかありません。腹腔鏡手術というもので、お腹に数ヵ所小さな穴をあけ腹腔鏡を挿入すると切開しなくても胃・十二指腸の中の様子がモニターに映しだされるのです。出血箇所を正確につきとめ、すぐに止血ができます。早い処置が大切です。


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