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胃・十二指腸潰瘍とピロリ菌

ピロリ菌による胃潰瘍と、十二指腸潰瘍とでは、潰瘍に至るまでの仕組みが異なっているといわれています。潰瘍のできる場所・年代などです。また、食のバランスの違いでも、発症のメカニズムが違うといわれています。

どんな症状

胃潰瘍は、ピロリ菌により胃の中に尿素・アンモニアを作り、強い酸性の胃液から自らを守ります。こうして胃の中に住み着いたピロリ菌の毒素が胃の粘膜を傷つけ、傷ついた場所が胃酸の刺激をうけ傷が深くなる事まもっていき、胃酸を中和することによって、強い酸性の胃の中に住み着いていますが、このアンモニアは胃粘膜を傷つけます。また、ピロリ菌の感染によって胃粘膜に有害な活性酸素が多く作られるようになり、粘膜は傷つきやすくなります。さらにピロリ菌が出す毒素によっても、胃粘膜は傷つけられます。このようにピロリ菌によるさまざまな影響で、胃粘膜に傷ができ、その部位が胃酸の刺激を受け続けて、傷が深くなり胃潰瘍となります。

十二指腸潰瘍へも攻撃

十二指腸潰瘍は、胃酸の分泌と深い関係があります。ピロリ菌んの感染により、胃酸の分泌が過剰になる事で胃からピロリ菌が流れ出て、十二指腸までもが、ピロリ菌に感染するといわれています。ピロリ菌に感染した十二指腸の粘膜は、もともと低かった抵抗力をさらに弱められ、やがてピロリ菌の感染により、炎症をおこした粘膜がえぐられる状況になった時、十二指腸も潰瘍になるのです。ピロリ菌は、胃だけでなく十二指腸に流れ出てまでもその強力さを失わず、粘膜に炎症をおこしてしまう怖い細菌なのです。

ピロリ菌が感染する場所・年代

ピロリ菌は、感染分布の様子によって胃潰瘍・十二指腸潰瘍の区別がつくといわれています。胃の全体にまで感染していれば、これはもう胃潰瘍です。しかし、胃の出口付近や十二指腸にまで感染が広がっていれば、十二指腸潰瘍とよばれます。また、発症しやすい年代でも違いがあります。胃潰瘍を発症しやすい年代は、40歳代から50歳代ですが、十二指腸潰瘍を発症しやすい年代は、20歳代から40歳代の若者に多いといわれています。しかし、ピロリ菌に感染しああたからといって、必ずしも胃潰瘍・十二指腸潰瘍になるということはありません。ピロリ菌の感染が直接原因で潰瘍ができてしまうのは、実際は感染者全体の2%から3%程度といわれています。


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