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胃がんの放射線療法

放射線療法は、症状を緩和するために補助的に行われる治療法です。胃のがん細胞にはあまり反応しないと言われていますが、いったいどんな治療法なのかをここでご紹介します。

特徴は?

胃がんの治療は手術が第一に選択されるため、放射線療法は進行がんや再発したがんなどの補助的な治療としての使用です。胃がんが進行し、食物が通らず痛みが強い場合に対して、症状を軽減するために行われます。

照射範囲を腫瘍に絞ることで、治療による放射線障害が起こることなく腫瘍の縮小が得ることができ、自覚症状が改善することもあります。しかし胃がんは早期に発見しても、放射線治療だけではあまり効果は期待できないと言われています。

手術による切除率を向上させるための術前放射線治療や術後の再発予防、残ってしまった病変の縮小させることを目的として放射線治療が行われることがあるでしょう。

どんな治療?

食物などによって胃全体が大きくなり、胃の一部や病変の部分がずれる可能性があるので、胃が大きくなりにくい朝食前の空腹時に行います。治療前には、CTで胃の病変の部分や放射線障害の発生しやすい臓器の位置などを確認し、病変が呼吸で動くことを想定したら、照射範囲を適正に設定します。

放射線量は30から50Gyを照射します。一般的に、1日1回の照射を4〜5週間にわたり行い、治療の効果を上げるために併用療法として内服剤や点滴、抗がん剤や温熱治療などが行われる場合があります。近年では、タキサン系抗がん剤との併用が著しい効果をあげているようです。

副作用は?

治療の副作用として治療の直後に起こるものは、放射線胃炎や十二指腸炎による食欲の低下、吐き気や嘔吐などがあり、照射に対する全身の反応として照射線酔いや全身倦怠感などが現れます。

周辺の臓器の症状としては、下痢や軟便、腹痛などが現れることがあります。また照射終了後には、胃潰瘍や胃穿孔などが起こる場合もあり、さらには腸に発生する副作用として、腸閉塞や腸管壊死、腎障害や肝障害を起こす場合もありますが、発生頻度はとても少ないようです。

こうした治療中の副作用は、よほどひどいものでなければ1〜2週間で治ります。技術面でも進歩をしているので、吐き気や脱力感、脱毛などの副作用も今後軽減されていくといえます。


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