大腸憩室症

以前は欧米人に多かったのですが、近年では日本人にも多く発症しています。原因は食事や生活の欧米化と言えるようです。悪い病気ではなく心配はありませんが、病気を合併する事もあるので注意が必要。この病気についてご紹介します

症状はなし

腸管の内壁の一部が袋状に飛び出したものを憩室といいます。普通は症状ありませんが、下痢や軟便、便秘や膨満感、腹痛などの症状が起こり過敏性腸症候群になた症状を起こします。憩室に炎症などを起こし憩室炎になると腹痛や出血などを起こします。右側の大腸の憩室炎の場合は、急性虫垂炎に症状が似ているので、診断が難しい場合があります。検査などで憩室があると診断された場合は、このような病気を起こす事があるかもしれないので、腹痛や下血が起こって診察を受ける際には、大腸憩室がある事を医師に伝える事がとても大切です。憩室出血や憩室炎は10パーセントから20パーセントの割合で発症します

食生活の欧米化

大腸の内圧の上昇が原因と考えられます。食生活の欧米化で肉食が多くなり、食物繊維を摂取する事が少なくなったため、便秘などで腸管の内圧の上昇を起こしやすいと言われています。加齢によるものも原因の一つに挙げられていて、体質や人、遺伝や生活環境なども作用しあって発症すると言われています。以前では、欧米では左側の大腸に発症する事が多く見られていますが、日本では右側の結腸に多く見られると言われていましたが、現在では食生活や生活習慣の欧米化に伴って、日本でも左側の大腸の発症も多くなってきています。憩室の数はさまざまで、年齢ととも増加します。大腸検査の際に10人に1人の割合で発見されます。

憩室があっても治療はなし

ほとんどが、検査で偶然発見されます。憩室炎を起こしている場合は、症状が良くなってから内視鏡検査などで確認します。大腸憩室炎は悪い病気ではないため、憩室が多数あっても症状がなければ治療を行う事はありません。しかし、憩室炎や周りに炎症が広がっている場合には、放置すると腹膜炎になる危険性もあるので、抗生物質で治療を行います。出血している場合は7割から8割は自然に止血するのですが、重度の場合や繰り返して出血する場合は止血処置を行う事もあります。憩室に穴があいた場合は、腹膜炎を起こすので手術しなければなりません。憩室があっても日常に特別な制限はありませんが、便秘をしないように心掛ける事はとても重要な事と言えます。


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