移動盲腸

生まれつき盲腸が正常に固定されていない状態の事をいうこの病気は、虫垂炎と症状が似ている事から間違われる事も。症状がない事もある病気についてご紹介します。

症状は?

生まれつき盲腸などが固定されていない状態の病気の事です。右下の下腹部にズキズキとした痛みやガスの停滞、便秘や下痢などが現れます。たまに、急激な痛みが現れる場合があります。ガスが出て排便すると症状が軽くなる事が多く見られます。虫垂炎と症状は似ているので、手術される事も多いですが、腹膜に炎症やなどはありません。何度も分娩をしている妊婦に多く見られます。慢性的に腹部に不快感があり、下痢や便秘を繰り返す事もあります。女性の場合は、女性特有のホルモンの周期と関係する事があります。食生活や生活環境などにも影響があるとも言われています。

原因は?

成人になると血盲腸は後腹膜に固定されますが、多少の移動性があり、生まれつき異常に動きやすい人もいます。これは、若くて痩せた女性に多く見られます。盲腸が動きやすいにもかかわらず、症状が出ない場合も多く、これだけで病気を引き起こすとは考えにくいと言えます。発症には、筋力の低い事や女性の月経困難症、生活習慣や食生活、腸の内容物の停滞や、自律神経機能の異常などさまざな事が原因とされています。20代から30代の女性、胃下垂や内臓下垂などの人に多く見られます。また、粘液が便に混ざる事も多いので、虫垂炎と間違われる事もあります。

経過観察します

腹部はやわらかく、右下腹部にいっぱいに腫れあがった盲腸が触れます。触れると、軽く押すと痛い感じとグル音があります。エックス線で検査し、確認します。症状が軽い場合は特別な治療は行わず、経過を観察します。便通の良くなる食事を心がける食事療法を行います。治療しなくても、妊娠などをきっかけに、自然治癒する場合も多く見られ、以前は盲腸を固定したり、縫いとめる手術をしていましたが、現在一般的には手術は行いません。正常な人にも起こり、20歳から30歳に最も多く、次に11歳から20歳に見られます。特定の症状がない事も多く、疾患としいて扱うべきなのかどうかは、まだ定まっていません。


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主な胃腸の病気

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